« Perfume×中田ヤスタカ(capsule) | トップページ | 東野圭吾『手紙』 »

2006年11月23日 (木)

恩田陸『夜のピクニック』

本日の一冊は、恩田陸『夜のピクニック』。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。~文庫裏表紙より~

Qの出身高校には九十九里浜を毎年20キロ歩く「強歩大会」という行事が毎年あります。全校行事なので千人以上の生徒がただただ浜辺を歩くというだけなんですが、新学年が始まってから2,3週間くらいであるので、毎年新しい友達を作るにはちょうどいいイベントでした。一日中歩くので本作のようにときどき女の子と一緒になったり、男だけ数人で歩いたり、あー今思うと本当、青春でしたわ。

本作を読むとそのときの感覚が蘇ってきますね。さすがに最後の強歩大会から10年ほど経ってしまいましたので断片的なシーンしか思い出さないけどね。高校のときは一番もんもんとしていましたねー。女の子と付き合いたい、性欲最高潮、だけど彼女いない。けど、その分のエネルギーを部活やクラスで発散していたんだと思います。特に3年生のときは相当楽しかったなぁ。あのときに自分の人生のうちの大半が形作られたことは間違いありません。

本作はQだけでなく、誰にでもある「そういう感覚」を思い出させてくれます。劇的なストーリー展開も衝撃的なエンディングもありませんが、自分が高校生に戻って80キロを登場人物たちと一緒に歩き通しているようなそんな気持ちにさせてくれる小説です。

↓購入はこちらから↓

↓恩田陸のディープファンタジーに興味ある方には↓
坂本総合研究所:恩田陸『麦の海に沈む果実』

↓歴史と時間移動モノが大好きな方には↓
坂本総合研究所:恩田陸『ねじの回転』(上・下)

↓Qの読書記録↓
Q's Sound Lab.:読書記録

|

« Perfume×中田ヤスタカ(capsule) | トップページ | 東野圭吾『手紙』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29567/12791901

この記事へのトラックバック一覧です: 恩田陸『夜のピクニック』:

» 「夜のピクニック」恩田陸 [AOCHAN-Blog]
タイトル:夜のピクニック 著者  :恩田陸 出版社 :新潮社 読書期間:2006/10/10 - 2006/10/12 お勧め度:★★★★ [ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ] 夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために―。今まで誰にも話したことのない、とある秘... [続きを読む]

受信: 2006年11月23日 (木) 17:35

» 恩田陸『夜のピクニック』新潮文庫 [活字の宇宙へと]
高校生活も終わりに近づくにつれて誰もが抱える「このまま卒業してしまっていいのか」というモヤモヤ。それを「歩行祭」というイベントの中でしっかりと描き出した良作。主人公の男女二人の関係が最後の昇華してゆく様が実に清々しい。こう書くと一見ただの青春小説のようだ..... [続きを読む]

受信: 2006年11月23日 (木) 22:06

» コミック化希望小説◇恩田陸『夜のピクニック』 [D.D.のたわごと]
いろいろ書くことはあった週末でしたがとてもとても手が回らず,盗作ブログ発見で無駄な時間を費やしてしまってアホアホな状態の私。 とりあえず,先週半ばまでに読み終わった本,次の本を読むための区切りの意味でも感想をあげておきます。駆け足〜!!! って,ほぼ1週間かかっちまった・・・_| ̄|�... [続きを読む]

受信: 2006年11月25日 (土) 11:01

» 4時間半で読破! 恩田陸『夜のピクニック』 [今日はどこ走ろう?]
夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために―。今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前にはアメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る―。~楽天市場・内容... [続きを読む]

受信: 2006年12月 1日 (金) 01:45

« Perfume×中田ヤスタカ(capsule) | トップページ | 東野圭吾『手紙』 »